母国語を忘れまいと、毎晩、本を読んでいます。
帰国するたびに、頂いたり買って帰るのは古本が主ですが、
最近は、眼が悪くなり、本は疲れるので、もっぱら青空文庫に頼っています。
拡大できるし、読みたい本が山ほどあって便利です。
与謝野晶子の源氏物語の翻訳もありました。
谷崎潤一郎の翻訳は直訳で、主語や場所名もないけど、
与謝野晶子の翻訳の方が分かりやすい。
でも、彼女の場合は、文章が硬く、クセが多く、、、例えば、紫夫人とか、
欲を言えば、瀬戸内 寂聴の翻訳のを読んでみたい。
十巻か、、、船便が無くなって航空便のみなので、USへの配送が高い。
電子版のもあるようで、そっちにしてみようかな?
日本の文豪は帝大卒揃いですね。
森鴎外、夏目漱石、、、、三島由紀夫、、、
三島以後は日本を離れてしまい、その後の作家の本は余り読んでいない。
森鴎外の古い家に夏目漱石が住んで、その二階には居候の正岡子規が、、、
彼を訪ねて、高浜虚子らが集まり、漱石ものちに参加して、ホトトギスに。
虚子は漱石に作家になることを勧め、子規が「漱石」の名を付けたそうですね。
子規が東京へ行く旅費など、漱石が全部払ったそうです。
そのお返しに、子規は幾度も俳句を詠んで送ったそうです。
その後、芥川龍之介や有島武郎らが漱石の影響を受け、次々と、、、
文豪は、森鴎外から、川端康成、三島由紀夫の時代まで、ずっと交流が繋がっていたんですね。
川端がノーベル賞受賞のあとに、三島との会話をYouTubeで観たことがあります。
しかし、なぜ自決した文豪の多いこと、、、自決した俳人はいませんよね。
文豪の自尽をうれふ時鳥